精神科医を目指す医大生のブログ。

精神科医を目指す私立医大4年生のブログ。元バリスタ。今は、WEBライターやったりたまに空き時間にバーテンダーやってます。夢のことだったり、医学のことだったり、コーヒースタンドとか美味しいお店の紹介だったり。いろいろ書きたいな。

海外で医師になること。

こんにちは! わいけーです!

 

今日は、ちょっとばかし医学的?な内容を書いていこうと思います。

 

僕は、現在私立医大の4年生で、日本の医学部は6年制なので、(順調に行けば) 2年後に晴れて医師(研修医)となるわけですが、その後の進路について最近悩みに悩みまくっています( ;∀;)

 

僕は、現在は精神科医を目指していますが、最終的には家庭医 (まあ、つまり町のお医者さんで、子供からおじいちゃん・おばあちゃんまでを総合的に診るプライマリ・ケアを担当する医師のこと。) として活動したいと思っているのですが、最終的に家庭医として活動するときに、日本で働く以外の選択肢として、海外で働くことに少しばかり関心を持っています。

 

元々、僕はアジア某国から高校卒業後に単身ニューヨークに渡り、言語の壁・人種の壁などを乗り越えながらアメリカの大学・医学大学院を卒業し、医師になった苦労人の話を聞いたことが医師になろう、医学部に行こうと思った決定打だったので、医学部受験時にも海外で医師になることも考えていました。

 

しかし、海外で医師になっても、再度日本の医師国家試験を受験しなければ、日本で医師としての活動は出来ない。それに、母国語が全く使えない海外の医学部に入るのは、リスキー。いろいろ考えましたが、どちらにせよ、日本での医療活動はしたかったので、結局日本の医学部を選びました。

 

現在は、日本の医学部を選んでよかったと思っています。日本で医師をする分には、何の不自由も無いですし、海外で医師になるのは、日本で医師になってからでも十分挑戦できますからね。

 

ただ、興味があるので、毎日暇があれば調べているのも事実。(笑)

 

現在、日本人医師の中にはアメリカやヨーロッパのみならず、アフリカ・アジア地域でも積極的に活動している先生方が沢山います。しかしながら、その先生方の様相は地域によって異なるのです。

 

アフリカ・アジア・中東などの医療過疎地域や発展途上国国境なき医師団が活動しているような地域では、日本の医師免許がそのまま有効で、海外の医師免許が無くても現地で医療活動をすることができます。一方、欧米諸国のような先進国では、外国人医師の医師としての就労に厳しい制限を設けているか(ちなみに日本も外国人医師の就労にはとても厳しいです。)、医師となるために諸国の医師国家試験を受けてパスしなければ現地で医療活動が出来ないことがスタンダードです。(欧米の某国では、日本の専門医を持っていたところ、専門医試験語学試験のみで医療活動をできた例もあるとのことですが、真偽の程は確かではありません。)

 

調べてみると、アメリカ・ヨーロッパの各国で、諸国で働く日本人医師会が存在するようです。

 

アメリカ (米国) :  米国日本人医師会 (JMSA / Japanese Medical Society of America)

 https://www.jmsa.org/ja/

 

・ヨーロッパ (EU) : 欧州日本人医師会 (JMA of Europe)

 http://www.eu-jp-doctors.org/

 

アメリカはもちろん、ヨーロッパはイギリス・フランス・ドイツなどのみならず、オランダやイタリア・スペインなどでも日本人医師が活動しているんですね。今は、医学部も新設され医師・医学生の数が増えているため、必然的に海外を視野に入れる医師・医学生も増えていますが、そんなに日本人が海外で医師をする前例は昔はあまりなかったであろうに、海外で医師になることを志された先輩方には、本当に頭が下がります...。

 

幸い、現代社会に生きる僕たちは、インターネットでちょいと調べれば、色んな情報が出てくるので、夢も見やすいのですが、同時に現実を突きつけられるのが早いというデメリットも。(笑)

 

僕が興味があるのは、米国・ドイツ・オランダで、それぞれの国で医師国家試験や医師登録制度があり、それにパスしなくては、現地では医療活動が出来ません。受かれば良いんでしょ、と言われてしまえばそれまでなのですが、現実的には、試験の難易度など以外にも、意外に大きい語学の壁やそれ以上に就労・移民ビザの問題もあり、大変な壁が盛りだくさんなのです、、、、

 

それに加え、2023年問題と呼ばれている問題があり、海外 (特にアメリカ)で医師になりたい医学生には大変な問題なのですが、WFME (世界医学教育連盟)に認証された医学部でなければ、米国の医師国家試験であるUSMLE (United States Medical Licensing Examination) を受験できなくなってしますのです。(´;ω;`) ちなみに、僕の通う大学はまだ認証されてないので、今後認証されないまんまの可能性も・・・・。大泣

 

上記以外にもここで書ききれないくらい色んな障害があるんですね( ;∀;) 海外で医師になる道は茨の道かも・・・。

 

今のところ僕は、日本で専門医とって、十分に経験を積んでから、海外で医師をすることは考えようかなーと思っています。僕が一人前の医師になるころには、また状況も変わってるかも知れないしね。

書いてるとキリないから、今日はこのへんで終わりにしとこ(笑)

 

皆さん、良い週末をー!

 

わいけー